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市会議員
12月3日、サンニチ新聞の「時標」欄で「首長と政策論争をする議会に」という神山玄太さんの文章が載っていました。これを読んで、2015年の統一地方選挙で将来に希望を託せそうな何人かの若手県議、市議が当選しましたが、見識の高さでは神山さんが最も卓越しているのではないかと率直に感じました。
議員と首長がともに選挙によって選ばれる二元代表制の中で議会は条例案や予算案などを審議し決定する権限を持ち、首長はその執行を行っていくと地方自治法では定められているものの、議会による条例案がサッパリで、一言でいうと「俺たち議員は何をやってんだか」という内容でしたが、神山議員は関東若手市議会議員の会の会長に収まり、その点を積極的に改革して行こうとしているわけです。
そして彼は地域課題を争点化し、議論できる政策集団としての地域政党を立ち上げるべきと主張しているわけです。いっぽうで蔵六さんは一市民の立場からフェイスブックで、山梨県、甲府市の地域課題、そして闇の部分まで盛んに問題提起を行っているのですが、なにしろ彼の心情が「群れない」「頑張らない」という楽隠居手法なので、いまひとつ社会的な影響力に欠けていました。そんな時に神山議員のような「言うだけでなく行動する」市議会議員がやっと出てきてくれたわけです。ところで情けないのは県議会議員の方です。志はともかく、派閥争いの中でわが身の保身に走るだけで神山議員のような具体的な行動が一向に見えてきません。
ともあれ神山議員の登場で甲府市も少し希望の光が見えてきたような気がします。神山さん、心ある市民はあなたの主張にきっと共感するはずです。そうです、あらゆる面で甲府市政はなんとかせなアカン状態です。地域政党を立ち上げ、労組の顔ばかり見ている民進市長とガンガン政策論争をやってください。ぜひ頑張ってください。
甲府を元気にするためには市議会議員さんの活躍が欠かせません
兎にも角にも市政の盛衰の鍵を握っているのは、市長の力量と、市議会議員さん方の活動イカンにかかっています。9月21日のサンニチ新聞の報道で、24年間連続地価が下がり続けているということは、つまり土地を買いたい人が増えない。ということは、住みたくもない。商売をする気にもなれない。早い話が甲府市は24年間ずーっと不景気だったわけです。まず、この状況を何とかしなければなりません。その為に個人ができることはタカが知れているわけで、やはり皆がまとまって一つの方向を目指さなければならない、その方向性を決めてくれと選挙で市民が委託したのが市長であり市議会議員なのです。
市議会議員になっても、やれることは限定的でタカが知れているということは蔵六さんのここ⇒http://zouroku.com/14247613468817に散々書かれてありますが、議員さん方はピンと来ていないようですから、私の知る限り甲府市議会で最もフットワークがよく、多くの情報を発信し、精力的に活動されている神山議員を例にとってオハナシしてみたいと思います。
全部はやり切れませんので、2016年7月3日、神山さんの一般質問「旧市街(既存中心市街地)の強みと課題について」をとりあげます。
神山議員は
歴史的に多くの社会資本を投資してきた旧市街(既存中心市街地)は、これからも甲府の顔であり、県都の中心であると考えるが、この都市機能が集積している強みを、市全体のまちづくりに活かしていくとりくみについて伺う・・・と質問しました。これに対して市の企画部長は、(要約すると)「甲府城、クラフトラボ、リノベーション」など一生懸命やっていますと答えました。ここまでは「お約束のやり取り」ですが、そこですかさず神山議員は、街中のお客さんが減り、賑わいがなくなったのは「空き家が空き家のまま放置され、次の使い手に譲渡されないから、人々が旧市街(既存中心市街地)に戻ろうと思っても戻れないのが理由だ、」というわけです。
神山さん、あなたは全国各地に視察旅行を繰り返し、商店街の衰退を見てきてはずですが、今まで何を学んできたのですか。空き家が増えたのは不況の「結果」です。市議会議員が考えなければならないのは「どうしたら空き家を増やさないようにすることが出来るのか」つまり、「どうしたら街中を元気にすることができるのか」を考えることです。それが市議会議員の仕事です。空き家を埋めるのは不動産屋さんの仕事で、行政や議員さんの仕事ではアリマセン。
神山さん、あなたの行動力には敬服しています。みんなあなたに期待しているんです。頑張ってください。
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