3月16日 http://zouroku.com/15455508637350

匿名投稿:馬に関わる県の事業って、こんなにお金がかかるのでしょうか?

(その3)

 

■今回は、スポーツ健康課による馬術競技に対する補助金についてです。先ずは、今回の投稿にあたりご協力いただいた方々、ご意見をいただいた方々に感謝申し上げます。

 

 

 第1回目に投稿したとおりスポーツ健康課から公財 山梨県馬事振興センターに「山梨県県有馬競技用馬飼育管理預託費」として平成29年度17,200,208円、平成30年度13,823,578円の費用が支払われているのは、先回ご紹介したとおりです。平成30年の内訳は①人件費5,084,230円②飼料代等2,821,752円(県保有馬3頭分)③競技馬強化指定費4,801,752円(民間馬3頭分)④強化指定馬評価選定委員会開催費91,876円⑤消費税等1,264,000円であります。

 

 

 詳細につきましては、①人件費は、山梨県馬事振興センターに山梨県が所有する馬3頭分の管理・調教をするための職員の給料です。②飼料代等は、馬の餌代、装蹄代、治療費、その他です。③競技馬強化指定費は、民間馬に対し補助している費用です。(飼料代等78,382円+調教代55,000円×12カ月×3頭(1頭当たり年間1,600,584円))です。④強化指定馬評価選定委員会開催費は、③を選定するためにかかる委員会開催のための費用です。以上は、昨年の県議会で決議可決された事項であり平成30年度の事業として実行されています。

 

 

 ここからは、読者の皆さんにも考えていただきたい事項です。

 

1 この補助金は、国体での活躍を期待した事業です。国体での馬術競技に関してはここ数年低迷しており平成2733位、平成2836位、平成2936位でした。ほかのご活躍されているスポーツ競技団体もこの様な金額の補助金を受けているのでしょうか。私の聞いた限りではありませんでした。

 

 

2 ③競技馬強化指定費の配分先ですが、補助金4,801,752円を受けている民間馬3頭のオーナーは一人だそうです。山梨県の平均中央値約約4,000,000円、母子家庭に至っては平均年収約2,430,000円この数字を皆さんどう思いますか?

 

 

3 競技馬強化指定を受け補助金をもらえるのは、山梨県馬術連盟からの推薦を受けた馬です。この仕組みは、スポーツ健康課が「山梨県県有馬術競技用馬飼育管理委託」を公財 山梨県馬事振興センターと随意契約し、山梨県馬事振興センターが山梨県馬術連盟に競技馬選定を依頼しているそうです。そして山梨県馬術連盟から競技用馬を選出し決定承認をするのは会長 土橋県会議員です。その後選定委員会を開催し最終決定するそうですがその委員の構成は、スポーツ健康課、畜産課、馬事振興センター、山梨県馬術連盟からそれぞれ委員が選出され、選考会もなく机上でおこなわれ、しかも馬に精通しているのは、山梨県馬術連盟だけという委員会だそうです。要するに山梨県馬術連盟の推薦がそのまま委員会で通るのではないでしょうか。

 

 

4 スポーツ振興に税金を使うことは、アスリート育成に必要なことだと認識しておりますが、馬術競技馬にこれ程の補助が必要でしょうか。教育庁全般で見たら子供たちのスポーツ振興に役立つ事業は、他にもあるのではないでしょうか。

 

 

5 県の事業を監督すべき土橋県会議員が自ら会長を務める馬の競技団体において、また、山梨県馬事振興センター理事として、このような補助金の使用要領・補助内容を認めているとすれば議会の決定事項であったとしても倫理的にどうでしょうか。

県議会も開かれていますが、新しい知事のもとに、今一度細かいチェックをし、県民のための行政であることを切に願います。

 

 

3月4日 http://zouroku.com/15455508637350

匿名投稿:馬に関わる県の事業って、こんなにお金がかかるのでしょうか?

(その2)

 

■前回の投稿以来、多くの方々にお話を伺うことができました。先ずは、ご協力いただいた方々に感謝申し上げます。

 

あまりの情報量と事実関係を確認するのに時間がかかってしまいました。今回の投稿だけでは処理しきれませんので数回に分けてご報告させていただきます。

 

今回については、馬術競技場(北杜市小淵沢)についてです。先回も記載しましたが馬術競技場の管理は、(公財)山梨県馬事振興センターが行っています。この競技場に対するここ数年の補助金の多さに疑問を生じていましたが、この補助金は、馬術関係者だけではなく議員、地域の方々、特に観光協会、商工会議所の発展のため多くの方々による要望とのことが解りました。馬術競技場の利用者が増えることにより地域の活性化を図る目的でした。ここまではとても前向きな事業であり応援したいと思います。しかしながら一つ紹介しておきたい事実があります。

 

平成26年3月6日(木)の「農政産業観光委員会会議録」の中で副委員長が「ジュニア障害大会がよその会場にいった」という質問に対し畜産課長は、「施設等もちょっと古いということもあって」と回答していますが、ジュニア障害がよそに行った直接の原因は、畜産課の関与している(公財)山梨県馬事振興センターの職員が平成25年全日本ジュニア障害の施設使用料について馬事振興センター専務理事と全日本馬術連盟との間で使用料が決定されていたにもかかわらず、次長が独自の判断で増額したうえ「移れるものならどうぞ移ってください」と対応したそうです。

 

原因が解っているにも関わらず、平成28年7月26日の「指定管理施設・出資法人調査特別委員会会議録」の中で畜産課長が委員から全日本ジュニア障害大会誘致について質問を受けたさい、老朽化との回答をしています。その後の委員会等においても議事録を確認する限り本当の理由は明らかにされていないようです。

 

29年度以降は、本件に詳しいと思われる土橋県会議員(山梨県馬術連盟会長)と前鎌田畜産課長(現(公財)山梨県馬事振興センター長)との間で質疑・応答されていましたが施設の建て替え等の答弁のみで、この内容は確認できませんでした。

 

それでは、実際の施設ですが現状はどうなのでしょうか。この件に関して平成29年11月16日「決算特別委員会」の中で土橋議員が「山梨県馬事振興センターここにあり、日本で一番いいぞ、という評価を受けるような」と述べていますが、実際に利用者の意見の中では、あまり評価は良くありません。使い勝手が悪い、天候を考慮していないなど細かい点が多々聞かれました。

 

そもそも、この様な評価は?話を聞いていく中で何のために誰のためにという事が全く考慮せれていないのではないかと感じました。その理由は、オブザーバの問題です。

施設のある小淵沢に所在する馬関係者の意見聴取等は全くなく、馬の業種以外の方や地域が違う方の意見でできたものだそうです。

その為、気象や地形などに考慮がないそうです。外壁がないため雨が降れば吹き込み、冬場は施設内をマイナスの風が吹き抜け、夏場は天井が低く風通しが悪いというようなことを始め、馬の積み下ろし場所がなく危険な状態だという意見もありました。

 

こうなる前にチェックすべき議員、特に委員会でも質問をしている馬関係で山梨県馬術連盟会長である土橋議員の役目は大きかったのではないかと思います。

 

 

予算の苦しい(公財)山梨県馬事振興センターにおいては、今回の改修工事は事業見直しのチャンスだったにも関わらす、従来からの脱着ができず事業の発展に至っていないようです。

29年度競技が多少増えたようですがこれは東京世田谷にある馬事公苑がオリンピックのため改修工事に入りその大会が回ってきたようです。

この時期の小淵沢の競技場は閑散たるものでした。冬季の事は考慮されていない施設という事がつくづく感じられました。これも全て皆さんの税金です。

 

 

匿名投稿:馬に関わる県の事業って、こんなにお金がかかるのでしょうか?

 

 

■選挙が近づく中、県政について山梨県公式ホームページを閲覧していたら気になる事業がありました。皆さんもよかったら考えてみてください。

北杜市小淵沢に馬術競技場がありますが、その競技場を管理・運営しているのが「公益財団法人馬事振興センター」です。その補助金等についてです。

 

 

平成29年度「山梨県包括外部監査報告書」平成30年3月によると(公財)山梨県馬事振興センター収支差額(赤字額)を管理運営費交付金として交付しています。この交付金は、平成29年度予算において、事業目的の達成により廃止されたと記載されていますが、過去5年間の補助金は、総額18,605,000円でした。また、その他に平成28年度山梨県馬術競技等誘致促進事業費補助金として44,646,660円、平成29年度山梨県馬術競技会等誘致促進事業費補助金として362,039,193が交付されていました。その他に山梨県馬事振興センターとスポーツ健康課との契約があり山梨県県有馬競技用馬飼育管理預託費として平成29年度17,200,208円、平成30年度13,823,578円の随意契約(委託等契約)を交わしていました。これはすべて税金でまかなわれています。

 

 

さて、ここからが疑問点です。

1 補助金、交付金、預託費の現状を記載しましたが県民に対してどれ程の経済効果があり、税金が公平・公正に使用されているのか数字をもって報告した文書は確認できませんでした。

 

 

2 平成29年度「山梨県包括外部監査報告書」によると赤字額に対する交付金は廃止という事でありましたが、以下のような指摘及び意見も記載されています。

 

 

●指摘及び意見

   (意見)県職員の外部団体の理事長への就任

    従来から県の現職の農政部長が補助金交付先であった公益財団法人山梨県馬事振興センターの理事長(代表理事)に就任しているが、県の指導監督責任と法人の経営責任を明確化する観点から、県職員の理事長(代表理事)就任に慎重な検討を行うことを望む。

 

平成29年度「山梨県包括外部監査報告書」での指摘事項が平成30年12月15

日現在も改善されておらず、公益財団法人山梨県馬事振興センターのホームページは、理事長(代表理事)農政部長 三井孝夫となっています。

 

 

3 今回調べている中で最も疑問となったのは、スポーツ健康課が所管する山梨県県有馬競技用馬飼育管理預託費についてでした。事業内容が山梨県公式ホームページとネットで検索しましたが何もヒットしません。13,823,578円もの事業内容が明らかにされていないということです。そして一般競争入札ではなく公益財団法人山梨県馬事振興センターとの随意契約でしたがその理由がよくわかりません。

 

スポーツ健康課の随意契約結果表(随意契約理由)によると

   本県の馬術競技の普及及び振興並びに競技力の維持・向上のため県有馬の飼育管理については、調教用の施設やスッタフが不可欠であり、これを可能とする団体は県内においては、(公財)山梨県馬事振興センターのみである。

と記載されていますが他の施設や民間では無理なのでしょうか。山梨県県有馬競技用馬飼育管理預託費については、あまりにも不透明です。

 

 

4 平成30年12月15日現在、平成28年度山梨県馬術競技等誘致促進事業費補助金44,646,660円、平成29年度山梨県馬術競技会等誘致促進事業費補助金362,039,193円に対する議会や委員会で関与していた、土橋亨県会議員は、(公財)山梨県馬事振興センターの理事長及び山梨県馬術連盟会長を、県の畜産課長であった鎌田建義課長は(公財)山梨県馬事振興センターの専務理事に就任しています。

 

県の情報公開の中ではあまりにも情報が少ないためこの場を借りて問題提示するとともに皆さんからの情報により真実を明らかにできればと思います。

 

参考文書(山梨県公式ホームページより)

・平成29年度 山梨県包括外部監査報告書

・馬術競技等誘致促進事業費補助金の公表について

・農政産業観光委員会会議録

・指定管理施設・出資法人調査特別委員会会議録

・決算特別委員会会議録

・スポーツ健康課随意契約結果(委託等)

 

 

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